西暦: 1436年 〜 1490年

室町幕府の8代将軍。若くして、将軍となり、当初は政務に励んだと言われているが、次第に政治への関心を失い、文化事業に熱中した。将軍職を辞するために、弟(のちの義視)を還俗させたが、その頃、嫡男が誕生した(のちの9代将軍、義尚。義尚の母は日野富子)。将軍後継問題、有力守護大名の対立、有力守護大名の後継問題などが絡まって、応仁の乱が発生した。
その間も、文化事業にのみ、労力と財力を投じ、慈照寺銀閣を築き、東山文化を開花させた。

地域: 日本

足利義政

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関連する歴史年表: 応仁の乱と関東情勢戦国茶人まとめ北条早雲 第1期(1456-1486年): 京から駿河へ太田道灌室町時代の東国北条早雲


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グラフ: 「足利義政」と同時代の人物

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グラフ: 「足利義政」と同時代の出来事

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表: 「足利義政」と同時代の人物

世阿弥 1363年 〜 1443年 日本
尚巴志 1372年 〜 1439年 日本
赤松満祐 1373年 〜 1441年 日本
長尾景仲 1388年 〜 1463年 日本
足利義教 1394年 〜 1441年 日本
ウルグ・ベク 1394年 〜 1449年 地中海、西アジア
エンリケ航海王子 1394年 〜 1460年 ヨーロッパ
トスカネリ 1397年 〜 1482年 ヨーロッパ
世宗(朝鮮王朝) 1397年 〜 1450年 東アジア
足利持氏 1398年 〜 1439年 日本
グーテンベルク 1400年 〜 1468年 ヨーロッパ
一条兼良 1402年 〜 1481年 日本
シャルル7世 1403年 〜 1461年 ヨーロッパ
山名宗全(持豊) 1404年 〜 1473年 日本
日親 1407年 〜 1488年 日本
今川範忠 1408年 〜 1444年 日本
上杉憲実 1410年 〜 1466年 日本
太田道真 1411年 〜 1488年 日本
長尾景信 1413年 〜 1473年 日本
蓮如 1415年 〜 1499年 日本
上杉持朝 1416年 〜 1467年 日本
雪舟 1420年 〜 1506年 日本
宗祇 1421年 〜 1502年 日本
村田珠光 1423年 〜 1502年 日本
正統帝(英宗) 1427年 〜 1464年 東アジア
細川勝元 1430年 〜 1473年 日本
上杉房定 1431年 〜 1494年 日本
北条早雲(旧説) 1432年 〜 1519年 日本
太田道灌 1432年 〜 1486年 日本
メフメト2世 1432年 〜 1481年 地中海、西アジア
斯波義敏 1433年 〜 1508年 日本
上杉憲忠 1433年 〜 1455年 日本
狩野正信 1434年 〜 1530年 日本
足利政知 1435年 〜 1491年 日本
足利義政 1436年 〜 1490年 日本
今川義忠 1436年 〜 1476年 日本
畠山義就 1437年 〜 1491年 日本
足利成氏 1438年 〜 1497年 日本
足利義視 1439年 〜 1491年 日本
日野富子 1440年 〜 1496年 日本
イヴァン3世 1440年 〜 1505年 ロシア
長尾景春 1443年 〜 1514年 日本
ボッティチェリ 1444年 〜 1514年 ヨーロッパ
上杉定正 1446年 〜 1494年 日本
武田信昌 1447年 〜 1505年 日本
宗長 1448年 〜 1532年 日本
バルトロメウ・ディアス 1450年 〜 1500年 ヨーロッパ
三浦道寸(義同) 1451年 〜 1516年 日本
イサベル(カスティリャ王女) 1451年 〜 1504年 ヨーロッパ
クリストファー・コロンブス 1451年 〜 1506年 ヨーロッパ
リチャード3世 1452年 〜 1485年 ヨーロッパ
フェルナンド5世 1452年 〜 1516年 ヨーロッパ
レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452年 〜 1519年 ヨーロッパ
上杉顕定 1454年 〜 1510年 日本
アメリゴ・ヴェスプッチ 1454年 〜 1512年 ヨーロッパ
富樫政親 1455年 〜 1488年 日本
ジョアン2世 1455年 〜 1495年 ヨーロッパ
北条早雲 1456年 〜 1519年 日本
ヘンリ7世 1457年 〜 1509年 ヨーロッパ
上杉房能 1458年 〜 1507年 日本
尼子経久 1458年 〜 1541年 日本
三好之長 1458年 〜 1520年 日本
長尾能景 1459年 〜 1506年 日本
カブラル 1460年 〜 1526年 ヨーロッパ
足利政氏 1462年 〜 1531年 日本
足利義尚 1465年 〜 1489年 日本
足利義材(義稙) 1466年 〜 1523年 日本
細川政元 1466年 〜 1507年 日本
上杉憲房 1467年 〜 1525年 日本
マキャベリ 1469年 〜 1527年 ヨーロッパ
ヴァスコ・ダ・ガマ 1469年 〜 1524年 ヨーロッパ
エラスムス 1469年 〜 1536年 ヨーロッパ
ピサロ 1470年 〜 1541年 ヨーロッパ
セリム1世 1470年 〜 1520年 地中海、西アジア
デューラー 1471年 〜 1528年 ヨーロッパ
武田信縄 1471年 〜 1507年 日本
以天宗清 1472年 〜 1554年 日本
王陽明(王守仁) 1472年 〜 1528年 東アジア
今川氏親 1473年 〜 1526年 日本
コペルニクス 1473年 〜 1543年 ヨーロッパ
上杉朝良 1473年 〜 1518年 日本
ラス・カサス 1474年 〜 1566年 ヨーロッパ
ミケランジェロ 1475年 〜 1564年 ヨーロッパ
レオ10世 1475年 〜 1521年 ヨーロッパ
大内義興 1477年 〜 1528年 日本
上杉定実 1478年 〜 1550年 日本
マゼラン(マガリャンイス) 1480年 〜 1521年 ヨーロッパ
足利義澄 1481年 〜 1511年 日本
バーブル 1483年 〜 1530年 南アジア、東南アジア
マルティン・ルター 1483年 〜 1546年 ヨーロッパ
ツヴィングリ 1484年 〜 1531年 ヨーロッパ
細川高国 1484年 〜 1531年 日本
コルテス 1485年 〜 1547年 ヨーロッパ
足利高基 1485年 〜 1535年 日本
イスマーイール1世 1487年 〜 1524年 地中海、西アジア
北条氏綱 1487年 〜 1541年 日本
上杉朝興 1488年 〜 1537年 日本
長尾為景 1489年 〜 1542年 日本
細川澄元 1489年 〜 1520年 日本
ミュンツァー 1490年 〜 1525年 ヨーロッパ
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表: 「足利義政」と同時代の出来事

上杉禅秀の乱はじまる(~1417年) 1416年 〜 1417年 日本
フス戦争 1419年 〜 1436年 ヨーロッパ
正長の土一揆 1428年 日本
黎氏大越国、成立 1428年 〜 1789年 東アジア
オルレアンの戦い 1429年 ヨーロッパ
ジャンヌ・ダルク率いるフランス軍、オルレアン解放 1429年 ヨーロッパ
尚巴志、琉球統一 1429年 日本
ジャンヌ・ダルク、火刑に処される 1431年 ヨーロッパ
永享の乱はじまる(~1439年) 1438年 〜 1439年 日本
結城合戦 1440年 日本
嘉吉の乱 1441年 日本
世宗、訓民正音(ハングル)を制定 1446年 東アジア
土木の変 1449年 東アジア
1450年頃、グーテンベルクが活版印刷をはじめる 1450年 ヨーロッパ
コンスタンティノープル、陥落 1453年 地中海、西アジア
享徳の乱はじまる(~1482年) 1454年 〜 1482年 日本
バラ戦争 1455年 〜 1485年 ヨーロッパ
分倍河原の戦い(享徳4年) 1455年 日本
太田道灌、江戸城を築城 1457年 日本
コシャマインの戦い 1457年 日本
寛正の大飢饉 1461年 日本
武田信昌、甲斐守護代の跡部氏を滅ぼす 1465年 日本
応仁の乱はじまる 1467年 〜 1477年 日本
長尾景春の乱はじまる 1476年 〜 1480年 日本
駿河守護の今川義忠戦死で、今川家の家督相続問題発生 1476年 日本
応仁の乱おわる 1477年 日本
スペイン王国(イスパニア王国)、成立 1479年 〜 1873年 ヨーロッパ
チューダー朝 1485年 〜 1603年 ヨーロッパ
山城の国一揆 1485年 日本
太田道灌が主の扇谷上杉定正に謀殺される 1486年 日本
ヘンリ7世、星室庁裁判所を設立 1487年 ヨーロッパ
北条氏綱(北条2代目)、出生 1487年 日本
長享の乱がはじまる(~1505年) 1487年 〜 1505年 日本
北条早雲、小鹿範満を討って、今川氏親を擁立 1487年 日本
関東三戦(実蒔原の合戦、須賀谷原の合戦、高見原の合戦)勃発 1488年 日本
加賀の一向一揆 1488年 日本
バルトロメウ・ディアス(ポルトガル)、喜望峰に到達 1488年 ヨーロッパ
甲斐守護の武田信縄と武田信昌(信縄の父)・油川信恵(信縄の異母弟)の戦いが始まり、甲斐内乱、 1492年 〜 1498年 日本
グラナダ陥落 1492年 ヨーロッパ
コロンブス、サン・サルバドル島に上陸 1492年 北アメリカ
イタリア戦争 1492年 〜 1559年 ヨーロッパ
明応の政変が起こり、細川政元政権が成立する 1493年 日本
北条早雲、伊豆に討ち入る 1493年 日本
トルデシリャス条約 1494年 ヨーロッパ
扇谷上杉定正、荒川渡河に失敗して頓死 1494年 日本
大森氏頼(寄栖庵)、死去 1494年 日本
三浦義同(道寸)、三浦郡に進攻し、三浦氏当主に 1494年 日本
北条早雲、小田原城を奪取 1495年 日本
蓮如、石山本願寺を築く 1496年 日本
山内上杉顕定、相模に進攻。小田原城の大森氏、山内上杉側に寝返り、小田原城は自落。 1496年 日本
茶々丸、甲斐国で死亡(下田の深根城での討死説もある)→北条早雲、伊豆一国を制圧 1498年 日本
ヴァスコ=ダ=ガマ、インド航路発見(カリカット到着) 1498年 ヨーロッパ
明応地震 1498年 日本
カブラル(ポルトガル人)、ブラジルに漂着。ブラジルの領有を宣言。 1500年 ヨーロッパ
北条早雲、1501年までに小田原城を奪取(新説) 1501年 日本
サファヴィー朝、成立 1501年 〜 1736年 地中海、西アジア
北条早雲と今川氏親、扇谷上杉朝良の援軍として、立河原の合戦に参戦し、山内上杉顕定勢と戦い勝利する。 1504年 日本
扇谷上杉朝良、山内上杉顕定に降り、長享の乱が終わる 1505年 日本
越後守護の上杉房能(山内上杉顕定の実弟)、越後守護代の長尾為景に敗れて自害 1507年 日本
細川政元、暗殺される 1507年 日本
武田信虎、父の信縄が死去し、甲斐の家督を相続 1507年 日本
大内義興、上京し、細川高国と足利義稙(10代将軍、義材)を将軍に擁立 1508年 日本
武田信虎、叔父の油川信恵を滅ぼす 1508年 日本
山内上杉顕定、長尾為景を討つため、越後に進攻 1509年 日本
北条早雲、武蔵(扇谷上杉朝良の領国)に進攻し、両上杉氏と敵対関係に入る 1509年 日本
三浦の乱 1510年 日本
山内上杉顕定、長森原(新潟県六日町)で討ち死 1510年 日本
ポルトガル、ゴアを占領 1510年 南アジア、東南アジア
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「足利義政」の関連ノート

【応仁の乱に関する歴史小説(池波正太郎『賊将』)と解説書】<h2>京の影響を受ける関東</h2>
<p>当サイトの記事で何度か書いているとおり、北条早雲の時代、関東の情勢は京都の情勢に強く影響されます。ですから、早雲について調べていると、どうしても京都のことも知りたくなってきます。そして、早雲が活躍する一昔前、京都の情勢に大きな影響を与えた事件といえば、応仁の乱でしょう。</p>
<p>応仁の乱の原因は諸説あり、登場人物は多岐にわたり、しかも名前が似ており、血縁、養子関係も複雑で到底ここで書く気になれません。そこで、応仁の乱を題材にした書籍を紹介することで、早雲前史としての応仁の乱を理解するという目的を間接的に達成したいと思います。</p>
<p><a><img></a></p>
<h2>参考となる歴史解説書</h2>
<p>昨年(2009年)、一般読者向けの日本中世史シリーズが発売されました。日本中世史ファンには朗報と言えるでしょう。応仁の乱については、</p>
<p><strong>池 享『戦国大名と一揆 (日本中世の歴史6)』, 2009</strong></p>
<p>で扱われています。</p>
<p>(*)日本中世の歴史6とあるように、この本はシリーズ6冊目であり、最終巻でもあります。</p>
<p>応仁の乱前後の政治史のみならず、社会史にも言及されており、戦国史の本のさわりだけの解説では飽き足らないが、応仁の乱前後の専門書を読む気にはなれない戦国ファンには良書だと思います。</p>
<h2>足利義政が主人公の歴史小説~池波正太郎『賊将』~</h2>
<p>この歴史解説書を読むと応仁の乱のことは理解できますと言いたいところですが、初学者の場合、おそらく読んでもすぐ忘れて、ゴチャゴチャしていたことだけが記憶に残るでしょう。それは本の完成度の問題ではなく、解説する対象が複雑だからです。しかし、解説書で一応理解したあと、時間を置かず、すぐに歴史小説を読み、主人公とともに間接的に当時を追体験すると理解と記憶が深まります。</p>
<p>応仁の乱を題材にした有名な歴小説は2つあります。</p>
<ul>
<li><strong>永井 路子『銀の館』</strong></li>
<li><strong>池波正太郎『賊将 改版』</strong></li>
</ul>
<p>永井さんの本は読んだことがないので、言及しません。<br>池波さんの『賊将』は6つの短編小説で1冊の本になっており、その第1作目が「応仁の乱」です。短編小説とは言っても、180ページほどあるので、十分読み応えがあります。 <strong>司馬遼太郎『箱根の坂』</strong>でも、若き早雲の目を通して、応仁の乱前後の京が書かれています。不遇な若き早雲は辛辣に権力者たちを見ており、早雲を通して、司馬さんはバッサリと彼らを斬っていくので読者としては痛快ではありますが、もし自分が当時の支配者層に生まれていたら、どうにかできただろうかという視点で見ると、また違った景色が見えてきます。</p>
<h2>あなたならどうする?</h2>
<p>その1つのシミュレーションとして、池波さんの「応仁の乱」は参考となると思います。この作品は室町幕府の8代将軍、足利義政が主人公です。義政の父、6代将軍、足利義教は弱体な室町幕府の権威と権力を強めようと奮闘します。</p>
<p>しかし、その行動は有力守護大名からみると、迷惑であり、脅威に他なりません(永享の乱も、彼の強権路線に鎌倉公方、足利持氏(のちの古河公方となる足利成氏の父)が反発したという側面があります)。そういった緊張関係の中で、足利義教は、将軍家と彼に恨みを持つ赤松満祐に謀殺されてしまいます。</p>
<p>将軍である父親が一守護大名に殺害され、早世した兄の後を継いで、義政はわずか14歳で将軍職を継ぎます。現代なら、中学生の年頃ですね。 こういう状況では当然義政に実権があるわけもなく、足利一族の畠山氏や義政の側近が権勢を奮います。本人にすれば、「名ばかり将軍」であって、どうにもならない感があったことは無理なく推測されます。もし実権を取り戻そうと、強引なことをすれば、父のような最期を迎えるかもしれません。それでも放置していてうまくいっていれば、まあよいかもしれませんが、細川氏と山名氏などの有力守護大名間の争い、既存宗教勢力に加え、新興宗教勢力の台頭、土民の蜂起など、混乱は深まるばかりです。そして、義政は現実に絶望して、芸術に逃避します。</p>
<p>この行為が批判の対象となるわけですが、あなたが義政だったら、こういう状況でどうするでしょうか。</p>
<p><a><img></a></p>
<div><em>応仁の乱の一局面を描いた関係図 実際には時間の推移と共に複雑怪奇な動きを見せる。</em></div>
<p> </p>
<p>イントロはこれくらいにして、あとは池波さんの本に譲ります。彼はさすがに人気作家だけのことはあって、私は最後まで興味深く読みました。義政の絶望とその後の混乱、そして、この混乱を最終的に収めた織田信長という強烈な人物と政権。このラインが見えてくれば、戦国史をより深く、多面的に理解できるのではなかろうかと思います。</p>
<h2>資料: 応仁の乱</h2>
<div> </div>
<p>(終)</p>

応仁の乱に関する歴史小説(池波正太郎『賊将』)と解説書

作成日:2014/6/14 , by fuji3zpg 開く

足利義政 応仁の乱 フィールドをゆく 室町から戦国時代への動きと北条早雲の生涯ーフィールドをゆく(1)ー

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応仁の乱に関する歴史小説(池波正太郎『賊将』)と解説書
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