犬懸上杉禅秀屋敷跡。この辺りを犬懸といい、犬懸上杉家はこの地に屋敷を持っていた。<br><br>関東上杉氏として、山内上杉家と扇谷上杉家が有名だが、上杉禅秀の乱で、犬懸上杉家が衰退するまで、犬懸上杉家は上杉諸家の中でも有力の家だった。<br><br>17時でこの暗さ。だいぶ、日暮れが早くなってきた。

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神奈川県 鎌倉市

山ノ内と扇ヶ谷を結ぶ亀ヶ谷切通し。<br>ここを抜けると山ノ内側に出る。<br><br>太田道灌は扇谷上杉氏の家宰だった。そのため、扇ヶ谷に屋敷があった。<br>太田道灌は、建長寺で学んだという話がある。本当なら、ここ扇谷から亀ヶ谷切通しを通って、山内の建長寺に通学したかもしれない。自分が亀ヶ谷切通しを歩いていたように。

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神奈川県 鎌倉市

金沢城の城門

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金沢城 石川県 金沢市

水戸藩下屋敷(小梅邸)跡碑。<br>水戸藩は水戸徳川家。

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東京都 墨田区

アヘン戦争の翌年、天保十一年(1841年)5月、高島秋帆が徳丸ヶ原(現在の高島平周辺。高島平という地名は高島秋帆に由来する)の調練で本陣した松月院。<br>高島秋帆顕彰碑(火技中興洋兵開祖碑)が松月院内にある。<br><br>この調練は成功裡に終わり、秋帆の名声は高まった。しかし、、讒言(長崎貿易の不正を理由)によって、翌年、投獄された。出獄したのは、ペリー来航の時だった。<br><br>なお、松月院の北西に板橋区立美術館があるが、この一帯は戦国時代には赤塚城だった。

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幕末史(1)ーペリー来航以前ー 東京都 板橋区

上杉弾正屋敷跡。<br><br>1252年、宗尊親王(後嵯峨天皇の皇子)が鎌倉幕府の将軍として下向する際、上杉重房はそのお供として従った。その功として、上杉荘(京都府綾部市上杉町辺り)を賜り、上杉氏を称した。<br><br>「弾正屋敷跡」の標柱が中央に見える。左上の鳥居をくぐると、上杉天満宮がある。<br><br>室町時代に関東管領となる上杉氏はここから始まる。<br>上杉謙信の「上杉」はここの地名「上杉」から来ている。

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京都府 綾部市

和洋折衷の九段会館。かつての軍人会館。<br>奇妙な姿で、存在感がある。<br><br>二・二六事件では、反乱軍鎮圧に、厳戒司令部が設置された。<br>また、2011年の東日本大震災の折りには、天井の一部が落下し、死者2名、重軽傷者26名を出した。

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東京都 千代田区

山ノ内と扇ヶ谷を結ぶ亀ヶ谷切通し。<br>ここを抜けると山ノ内側に出る。<br><br>太田道灌は扇谷上杉氏の家宰だった。そのため、扇ヶ谷に屋敷があった。<br>太田道灌は、建長寺で学んだという話がある。本当なら、ここ扇谷から亀ヶ谷切通しを通って、山内の建長寺に通学したかもしれない。自分が亀ヶ谷切通しを歩いていたように。

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神奈川県 鎌倉市

国領の旧品川道(いかだ道)の標柱。<br><br>多摩の国領は調布の近くで、司馬遼太郎『燃えよ剣』(主人公は土方歳三)にも出てくる。ここからもう少し北に行くと、甲州街道がある。<br><br>この辺は歩いていると、庭の広い土方家を目にすることがある。土方歳三は日野の出身なので、ゆかりがあるかどうかは知らないが、まあ、そういう散歩の楽しみ方もあるかと思う。

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新選組の事蹟 東京都 調布市

韮山城の本丸から守山をのぞむ。<br>    守山は写真中央奥の濃い緑の丘陵。守山の背後(西)には狩野川が北流し、手前(東)には下田街道が通っている。<br><br>    この付近は、平安末期、鎌倉北条氏の地盤であり、北条時政が開基の願成就院が盛衰を重ねながら、現在も建っている。守山の前、韮山城寄りに、小規模な林があるが、ここが源頼朝が流された蛭ヶ小島といわれている。頼朝は、北条時政の娘、北条政子を妻とし、北条勢を味方につけた。1180年、以仁王の令旨に呼応して挙兵し、韮山城の東側の山木判官邸を襲って、勝利した。つまり、韮山は、中世の武家政権、鎌倉幕府成立の揺籃の地なのである。<br><br>    室町時代の1493年、北条早雲(伊勢宗瑞)が伊豆討ち入ったが、堀越公方の足利茶々丸がいた堀越御所が守山の麓の願成就院にあった。もし約500年前のその時にここから眺めていたら、早雲の軍勢が守山の堀越御所を襲ったのが見えたかもしれない。<br>    かつては、この時が戦国の始まりとされていた。<br><br>    早雲が茶々丸を堀越御所から逐った後、韮山城を本拠地とした。後北条氏の本拠地が小田原に移ったのは、後北条氏2代の北条氏綱からで、早雲は生涯、韮山城が居城だった。ということは、早雲はかつてこの辺を日常的に歩き、ここから同じように韮山の地を眺めていたかもしれない。早雲亡き後も、韮山城は北条氏の伊豆支配の中心地として機能した。<br><br>    早雲の伊豆討ち入りから約100年後の天正18年(1590年)、豊臣秀吉による関東侵攻がはじまった。韮山城では、豊臣秀吉の4万4千余の大軍を相手に、後北条氏4代北条氏政の弟、北条氏規が3600の兵で3ヶ月間持ちこたえたという。しかし、北条方の有力な支城郡が落城し、後北条氏にとって絶望的な状況となったため、説得に応じて開城した。<br>    その豊臣政権も、秀吉の死後、関ヶ原の戦いと大阪の陣を経て、滅亡し、日本は徳川幕府による近世を迎える。<br><br>    このように、韮山は、東海道から奥まった土地であるにも関わらず、中世という時代の大舞台となった不思議な土地なのである。

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静岡県 伊豆の国市

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