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【歩きに歩いた男、吉田松陰〜花燃ゆ 第2回「波乱の恋文」〜】吉田松陰は幕末の長州藩士で、尊王攘夷派思想を唱え、また、長州藩・萩の松下村塾で、高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文などを育てた人物として知られています。

しかし、松陰の足跡を見ていくと、彼が机上の学者ではなく、「旅する学者」であることが分かるでしょう。
彼は山鹿流の兵学者であったので、その目で日本諸国を見て廻り、海防の状況の調べたのでした。そして、名のある人物を尋ね、常に自分の考えを磨き続けたのでした。

そういう求道者的な態度に加えて、元来の聡明さと孟子的な熱意でもって、歳月を過ごしたものですから、年々、彼の知見は深まり、凄みを増していったのではないでしょうか。それが多感な若者たちを吸引して、松下村塾に集わせたのかなと思います。

さて、松陰は1850年の九州遊学を皮切りに、下田密航(1854年)で捕らえれるまで、日本諸国を歩きに歩きました。
1851年に江戸遊学、そして、同年、脱藩して、東北視察へ。翌年、江戸に戻ってきました。
長州藩は彼を萩への送還しました。

ここが第2回までの内容です。

松陰はわずか3年の間に、九州、江戸、東北を歩きに歩いたのでした。
しかも徒歩で。

花燃ゆでは、このあたりのプロセスがサクッと縮められていました。
もっとガッツリ知らたい方は司馬遼太郎『世に棲む日日』をご覧になるといいと思います。

世に棲む日日

2015年NHK大河ドラマの主人公は、吉田松陰の妹、「杉文」(すぎ ふみ)。 司馬遼太郎『世に棲む日日』の前半の主人公は吉田松陰で、後半は高杉晋作です。文さんもちょっと出てきますよ! 大河ドラマをより楽しむためにオススメです(なお、当大河ドラマの原作はなく、オリジナル脚本です)。 …

吉田松陰 高杉晋作 司馬遼太郎 日本

小田村伊之助

1829年 〜 1912年

幕末の長州藩士。のちの楫取素彦。 藩医・松島瑞蟠の子だが、儒官の小田村家に養子に入った。 吉田松陰の妹、杉寿と結婚したが、先立たれ、その後、同じく松陰の妹、杉文(楫取美和子)と再婚した。 明治維新後、群馬県令となるなど、重職を歴任した。

吉田松陰 幕末維新 長州藩 花燃ゆ 人物 日本

【花燃ゆー第2回 「波乱の恋文」ーで出てきた人物の末路】花燃ゆー第2回 「波乱の恋文」ーで出てきた人物を8名を挙げてみました。

そのうち、1864、65年で斃れた人物は何と4名。
偶然にも、死因はみな違いました。

椋梨藤太は捕らえれて、処刑。
佐久間象山は暗殺。
宮部鼎蔵は池田屋事件で闘死。
周布政之助は藩政の軋轢で自害。

むろん、吉田松陰はこの時すでに亡くなっています。
凄まじい。

画像の出元は↓
http://rekius.com/timelines/98/age_diff?item_id=1062

宮部鼎蔵

1820年 〜 1864年

幕末の尊王攘夷派・熊本藩士。 吉田松陰と東北を巡ってのち、京都で尊王攘夷運動を推進。1863年の八月十八日の政変では、七卿らと京都を落ちた。翌年、京都の池田屋で謀議中、新選組らに襲撃されて自刃した(池田屋事件)。

吉田松陰 熊本藩 池田屋事件 人物 日本

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