【薩埵山】薩埵山とその西を流れる興津川。近代以前、薩埵山にあるさった峠は通り抜けるのが厳しい難所だった。
司馬遼太郎 『箱根の坂』では、北条早雲が関東に行こうとしたところ、さった峠で盗賊に身包みを剥がされてしまい、これを機に北川殿(物語の中では、早雲の妹、史実では姉)と静岡の浅間神社で再会する。これが早雲と駿河の強力な縁となる。その転換点として、さった峠が書かれていた。
フィクションだが、さった峠が象徴的・有効に使われていて面白い。
作成日:2013/2/27
, 撮影日:2010/6/28
場所: 日本, 静岡県静岡市清水区興津東町1202−1(原則、地図座標から場所を算出しています。目安とお考えください)
早雲の城
静岡県
静岡市