茅ヶ崎城は、神奈川湊と府中を結ぶ街道沿いにあり、城の北側の東西の位置に街道が通っていたという。茅ヶ崎城は室町から戦国時代まで使われた。現在は、城址公園化されている。

城 日本 神奈川県 横浜市

作成日:2014/06/11

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「茅ヶ崎城」の関連ノート

【環濠集落の大塚遺跡を見学】<h2>城郭史的観点で</h2>
<p>今まで関東の北条系の戦国の城を中心にまわってきたのだが、今年(2013年)の夏前から、鎌倉・室町の城として鎌倉、そして、近世の城として江戸城もまわりはじめた。狙いは、城郭史的に重要な形態の城の理解を深めるためだ。</p>
<p>城郭史の本を読んでいると、環濠集落にはまだ行っていないことに気づいた。城郭史的に見ると、環濠集落も立派な防御施設を持った城である。<br> そこで、その本に載っていた大塚遺跡(神奈川県)という弥生時代の環濠集落に行くことにした。</p>
<h2>出発</h2>
<p>13 時半頃、自宅を出発し、二子玉川駅まで自転車で移動し、そこからあざみ野駅まで田園都市線に乗った。この区間は丘陵が連続し(多摩丘陵の北側)、去年、こ の辺を自転車で走行して、結構辛かったため、電車を使った(昨年の今頃、調布の自宅から自転車で、大塚遺跡から近距離の茅ヶ崎城まで行ったことがある)。</p>
<p>あざみ野駅を出て、早渕川に沿って、大塚遺跡に向う。思っていたよりも暖かい。途中で、薄手のウィンドブレーカーを脱いだ。<br> 昨年も同じコースを走ったので、特に迷うこともなく、大塚遺跡に着いた。</p>
<h2>横浜市歴史博物館</h2>
<p>ちなみに、大塚遺跡のすぐ西には、<a>横浜市歴史博物館</a>がある。<br> 去年は、畠山重忠の特別展を見てきた。かなり大型の施設で、展示も充実していた。<br> この日はあまり時間もないので、見送った。</p>
<p><img></p>
<p><em>帰りに撮った横浜市歴史博物館の写真。写真の外側で見えないが、左側にも建物があって、館内は広い。</em></p>
<h2>茅ヶ崎城</h2>
<p>大塚遺跡は、大塚・歳勝土遺跡公園内にある。大塚・歳勝土遺跡公園の南側から入るべく、移動していると、茅ヶ崎城が見えた。<br> 去年は、茅ヶ崎城から大塚遺跡の台地を見ていた。</p>
<p><a><img></a></p>
<p><em>2012年11月撮影</em><br><em>茅ヶ崎城から大塚・歳勝土遺跡が見える。</em></p>
<p>茅ヶ崎城は、神奈川湊と府中を結ぶ街道沿いにあり、城の北側の東西の位置に街道が通っていたという。茅ヶ崎城は室町から戦国時代まで使われた。現在は、城址公園化されている。</p>
<h2>歳勝土(さいかちど)遺跡</h2>
<p>歳勝土遺跡は、方形周溝墓の遺跡。方形周溝墓とは、名前の通り、四角い墳墓で、墳墓の周りに溝が掘られている。歳勝土遺跡では、方形周溝墓が5基復元されている。本物の方形周溝墓は、復元された方形周溝墓の下にある。</p>
<p><a><img></a></p>
<h2>大塚遺跡</h2>
<p>大塚遺跡は外周600mほどの環濠集落で、集落を巡る環濠、土塁、木柵、木橋、竪穴住居7棟、高床倉庫1棟などが復元されている。<br> なお、環濠集落としては、<a>吉野ヶ里遺跡</a>(佐賀県)が有名だ。</p>
<p>歳勝土遺跡から80mほどの所に、大塚遺跡はある。<br> 石碑の背景の木柵が、大塚遺跡の外周で、写真の右端から大塚遺跡に入る。<br> なお、写真中央の凹んだところに木橋が復元されている。</p>
<h2><a><img></a></h2>
<h2>大塚遺跡の入り口</h2>
<p>大塚遺跡の入り口まで来ると、「おおー」という感じだった。まさに、資料や映像などで見知った環濠集落がそこにある。</p>
<p>そういえば、復元された竪穴住居を今まで見たことがあったか、定かではない。それほど古代以前の遺跡というものに無関心だった。それも今日でおしまいである。</p>
<p><a><img></a></p>
<h3>復元木橋</h3>
<p>歳勝土遺跡に通じる木橋。やや防御に不安を感じる。<br> まあ、堀の幅約4m、深さ約2mと書いてあったので、実際にはもっと堅牢だったのかもしれない。</p>
<p><a><img></a></p>
<h3>竪穴住居の外観</h3>
<p>復元された竪穴住居。まだ、発掘調査が行われているようだ。</p>
<p><a><img></a></p>
<p>南西隅の竪穴住居。</p>
<p><a><img></a></p>
<h3>竪穴住居の内部</h3>
<p>竪穴住居の内部。縦の骨組み(垂木、たるき)を構築して、横(桟、えりつ)で補強。そして、下からカヤで葺き上げて作るらしい。</p>
<p><a><img></a></p>
<h3>弥生式土器</h3>
<p>大塚遺跡の竪穴住居内にあった弥生式土器。<br> 室内は少しヒンヤリして湿気があり、どの竪穴住居にも蚊がいた。当時はカマドで火を炊いたりしていただろうから、おそらく、これほど湿気はなかったのではないか。どうなんだろうか。</p>
<p><a><img></a></p>
<h3>高床倉庫</h3>
<p>復元された高床倉庫。湿気から穀物などを守るため、床が高くなっている。また、ネズミを防ぐため、高床倉庫の足にはネズミ返しが付いている。</p>
<p><a><img></a></p>
<h3>土塁と堀</h3>
<p>戦国時代の土塁は、堀の土を内部に掻き上げて作るが、大塚遺跡では、外側に掻き上げたようだ。なぜこういう構造にしたのか分からないが、当時の状況では何らかの合理性があったのかもしれない。</p>
<p>なお、ここ(大塚遺跡の北側)が集落防衛の正面だったようで、ここから北側にもう一重の堀が発掘されている。</p>
<p><a><img></a></p>
<h2>見学を終えて</h2>
<p>竪穴住居、高床式倉庫、土塁と堀など、当時の復元を見ることで、かなりイメージが膨らんだ。<br> 吉野ヶ里遺跡の方が大規模で見応えもあるだろうが、何せ関東から見に行くには遠い。</p>
<p>なお、大塚遺跡は、入場料は無料。大塚遺跡は17時に閉まるので、ご注意を(大塚・歳勝土遺跡公園には、いつでも入れる)。<br> 横浜市営地下鉄センター北駅から大塚・歳勝土遺跡公園へは徒歩8分らしい。</p>
<p>*Wikipediaの<a>大塚・歳勝土遺跡</a>に多少まとまった情報が載っている。</p>
<h2>茅ヶ崎城再訪</h2>
<p>大塚遺跡見学のあと、せっかくなので、茅ヶ崎城に向かった。しかし、日没が早く、茅ヶ崎城に着いた頃にはほぼ真っ暗。<br> しかし、まあいいやと城内を歩いてみた。北郭で、犬の散歩に来たおじさんに会った他、誰もいない。<br> 公園化されているので、所々に外灯が立っていて、そこを歩く。</p>
<p>冷気を含んだ風が、木の枝々を揺らせている。</p>
<p>もう一度来ることはないかもしれない。<br> そんなことを思いながら、茅ヶ崎城をあとにした。</p>
<p><a><img></a></p>
<p>(終)</p>

環濠集落の大塚遺跡を見学

作成日:2014/6/26 , 地図あり, by fuji3zpg 開く

大塚遺跡 環濠集落 フィールドをゆく

【大塚遺跡】大塚遺跡の南側から早淵川の対岸にある茅ヶ崎城を撮影。<br>      中央上部に土塁っぽいのがあるのだが、そこが茅ヶ崎城の中郭。

作成日:2013/10/27 , 地図あり・方位あり・方位あり, by fuji3zpg 開く

神奈川県 横浜市

【茅ヶ崎城】北西からの遠景。

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

【茅ヶ崎城】入り口

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

【茅ヶ崎城】西郭。

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

【茅ヶ崎城】東郭が一番高い。東郭から中郭を撮影。

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

【茅ヶ崎城】北側からの遠景。手前は早淵川。

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

【茅ヶ崎城】中郭から南側を撮影。東西南北、見晴らしはかなりよい。

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

【茅ヶ崎城】中郭から東郭を撮影。

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

【茅ヶ崎城】中郭。手前は建物遺構の印。

作成日:2012/11/18 , by fuji3zpg 開く

茅ヶ崎城訪問

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