戦国時代のはじまりは謎
戦国時代のはじまりというのは、実はいろいろな解釈があって、これが定説という年は決まっていません。
応仁の乱がはじまった1467年説、旧説では北条早雲の伊豆討ち入りの1491年説、近年では明応の政変の起こった1493年説が有力なところです。
権力実体としての室町幕府は1490年頃までか
私見では、弱体ながらも、権力実体としての室町幕府は、9代将軍、足利義尚までは存在していたと考えています。
しかし、細川政元による明応の政変(1493年)以降は、京都を押さえ、将軍を擁した有力戦国大名が実力で政権を立てるようになります。この明応の政変で足利将軍を中心とした室町幕府の実体は消滅したと私は考えています。
*ただし、戦国大名に権威を与える存在としては残り続けました。このことは前回も書きましたが、重要なポイントです。権力があれば、必ずしも何でもできるわけではありません。権威は、権力がなくても、存在できます。
戦国の始まりとコロンブスのアメリカ大陸到達
いずれにしても、15世紀の後半には実体としての室町幕府は消滅し、戦国大名がしのぎを削る戦国時代に突入したと考えてよいと思います。なお、1492年に、コロンブスが大西洋を渡ってカリブ海のサンサルバドル島に到達します。つまり、北条早雲が生きた時代に、西欧では大航海時代を迎えていました。
*なお、約100年後の1590年、豊臣秀吉が早雲の子孫である北条氏を降し、全国統一を成し遂げています。
(つづく)