モンゴル帝国、拡大!
平清盛が死去してから、まもなく、チンギス・ハーンに率いられたモンゴル帝国は凄まじい勢いで拡大を始めました。そして、清盛死去から約1世紀弱が経過した13世紀後半、ユーラシア大陸の覇権国家であった、モンゴル帝国(元朝)による日本攻撃(元寇)がはじまりました。
元寇と蒙古襲来絵詞
戦術的な展開は諸説ありますが(Wikipedia「
元寇」)、鎌倉幕府の若き執権、北条時宗を中心に御家人が結束し、日本が2回の元寇(文永の役、弘安の役)を退けたのは史実であり、竹崎季長の『蒙古襲来絵詞』を見ても、その戦いの激しさが偲ばれます。
北条時宗の生涯
23歳で文永の役、28歳で弘安の役、33歳で死去。
つらいものがありますね。
こういう生涯があったことはもうちょっと知られていいと思います。
竹崎季長の恩賞GET作戦
なお、竹崎季長という人は肥後の御家人で、自分の戦いぶりを絵にすることで、鎌倉幕府から恩賞を手に入れるという作戦を編み出し、見事、土地をGETしています。
それが後世の人にとって、貴重な資料になっているというのは何ともおもしろい話です。
『蒙古襲来絵詞』の解説あり
元の沈没船、引き上げプロジェクト
その元寇の時の沈没船を引き上げるプロジェクトが進んでいるそうです。北九州に行く事があれば、こういった引き上げ品を見てみたいものです。
元寇船:全長27メートル 海底遺跡再調査 長崎
参考資料
元寇:
文永の役、
弘安の役
フビライ・ハーン
北条時宗