当日:4月9日(月)
本日は「複数の歴史小説を同時に読む」をテーマにします。
歴史小説はたくさんあります。好きな人物や興味のある戦いを基準に歴史小説を読むという方法が一般的だと思いますが、今回は違った方法を考えています。
意外に長い戦国時代
戦国黎明期の北条早雲と統一期の織田信長では、大体85年ほど、生まれた年に開きがあります。今から85年前というと、昭和が始まった頃、関東大震災が起こって、大正デモクラシーがしぼみ、満州事変が起こった頃です。
つまり、戦国時代といっても、その人物が生きた時代によって、結構違いがあります
時代、出来事、人物、歴史小説
↓は大体いつどんな人が活躍しており、どういうことが起きて、どういう歴史小説があるか、まとめた画像を作ってみました。ボックスになっているのがオススメの歴史小説です。
いま、私は1520−1540年頃を調べていますが、この頃の歴史小説が結構少なくて困りました。結局、海道龍一朗『北条龍虎伝』がよいと思います。そして、定番の新田次郎『武田信玄』、山岡荘八『織田信長』と続きます。
基本的に、関東情勢が分からないと、武田信玄を学んでもピンと来ないので、この順番に読んでいくと、関東、甲信越、東海が地理的、時系列的に分かるでしょう。
武田信玄と織田信長は同時代人なので、お互いがどのように見えていたか、また、その頃、どういうことが起こっていたかを意識して読むと面白いと思います。かく言う私も『織田信長』を読んでいる途中なので、実際、試してみたいと思います。
歴史小説
戦国黎明期(1520年頃まで)を知るには北条早雲を生涯を追うのがいいでしょう。これは私のブログでいろいろ書きました。参考図書は
こちらです。
次に、1520−40年頃の歴史小説は数が少ないです。この時代のオススメ歴史小説は海道龍一朗『北条龍虎伝』です。
1540−70年頃は武田信玄の時代で、人気のある時代です。オススメ歴史小説は新田次郎『武田信玄』(全4巻)です。
最後に、天下統一の一歩手前まで行った、織田信長の歴史小説には山岡荘八『織田信長』(全5巻)があります。