北条氏綱の子。3代目当主。北条早雲、氏綱親子のあとを受けて、北条氏の勢力を拡大した。
当主就任直後に、両上杉氏を中心とする北条包囲網に苦しめられるが、両上杉、古河公方など、関東の既存勢力を河越夜戦で撃破した。
河越夜戦から5年後、関東管領の山内上杉憲政は越後の長尾景虎を頼って上野から越後に落ちた。長尾景虎に対抗するため、氏康は武田信玄、今川義元と婚姻による同盟を結んだ(甲相駿三国同盟)。その後、氏康・信玄と長尾景虎(上杉謙信)の戦いが上野・信濃の川中島を中心に続いていくとになる。
そして、その間に織田信長が台頭してくるのである。